簿記3級ポイント解説 第二回 -仕訳-

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みなさんこんにちは、プロフェッサー夏亀です。調子はどうですか?

さて、今日のテーマはずばり!仕訳です。
前回の講義でもお伝えしましたが、仕訳が出来れば簿記はマスターできたと言っても過言ではありません。分かりづらい、何を言われているのかちんぷんかんぷんだ!と言うのもはじめのうちだけです。投げ出さないで乗り越えましょう!

では、早速始めましょう。
3級の初期に登場する勘定科目を列挙します。しっかりイメージしてください。

←資産(物か権利です)
現金・・・・・これは資産の代表格。
当座預金・・・学生さんは聞きなれないかもしれませんがよく出てきます。
受取手形・・・手形の講義で説明します。
売掛金・・・・商品を売って代金は後でもらいます。払ってねと言う権利。
立替金・・・・立て替えておいたから後で払ってねと言う権利。
貸付金・・・・これは簡単。貸したお金を返してねと言う権利。
土地・・・・・土地です。
建物・・・・・建物です。物ですね。
備品・・・・・机とか椅子とかレジスターとか。
車両運搬具・・トラックとか。

負債→(義務です)
支払手形・・・手形の講義で説明します。
買掛金・・・・商品を仕入れて代金は後で払います。払わないといけない義務。
借入金・・・・借りたお金は返す義務があります。

純資産→
資本金・・・・進んでいくうちに概念が分かってきます。

←費用(経費です。お金が出ていく面白くないもの)
仕入・・・・・売り物の商品を買ってきます。仕入れると言います。
給料・・・・・費用です。もらうものではありません。払う立場です。
旅費交通費・・電車代とか。
支払手数料・・時間外のATM手数料とか。
通信費・・・・スマホ代。
租税公課・・・税金など。
支払家賃・・・店舗や倉庫を借りたら費用が掛かります。

収益→(収入です。お金がもらえる面白いもの)
売上・・・・・売り物の商品を売ります。
受取手数料・・手数料、もらう立場なら収益。
受取利息・・・お金を貸して利息をもらいます。

では、仕訳の問題を解きましょう。
1.あなたはお花屋さんを始めるために銀行から300万円を借りました。
銀行から借りてお金が増えました。でも、後で返す義務も発生しました。
(現金)3,000,000 (借入金)3,000,000
資産の増加と負債の増加

2.不動産屋さんからお店を借りました。最初の家賃、10万円を払いました。
家賃と言う費用を払いました。払ったので現金が減ってしまいました。
(支払家賃)100,000 (現金)100,000
費用の発生と資産の減少

3.商品のお花をお店に並べないとお客さんが来ません。50万円の棚を買いました。
棚と言う物が増え、その代わり現金が減りました。
(備品)500,000 (現金)500,000
資産の増加と資産の減少

4.次はお花です。お花を20万円分買って、後で払う約束をしました。
お花はお花屋さんにとっては商品です。商品を買うので仕入れです。後で払わなければいけない義務が発生します。
(仕入)200,000 (買掛金)200,000
費用の発生と負債の増加

5.お花が売れました。500円のバラが10本売れ、現金を受け取りました。
(現金)5,000 (売上)5,000
資産の増加と収益の発生

6.結婚式場がお花を10万円分買ってくれました。代金は月末に払ってもらいます。
(売掛金)100,000 (売上)100,000
資産の増加と収益の発生

7.お店の店員さんに給料を支払いました。月給18万円です。
給料を払う立場ですから費用です。
(給料)180,000 (現金)180,000
費用の発生と資産の減少

いかがでしたか。
簡単な取引を7例仕訳しました。仕訳の問題は暗記問題ではありません。時間がかかってもいいですから、必ず取引の場面を想像しながら考えて解いてください。
「備品は物だから資産。資産が増えたから←借方、現金も資産。資産が減ったから貸方→」とか、
「仕入は費用。費用が発生したから←借方、後払いの買掛金は後で払わないといけない義務なので負債。払う金額が増えたので負債の増加。負債の増加は貸方→」とか。

これらは基本中の基本です。基本をしっかりマスターすれば、つまり、基本の取引の仕訳を暗記ではなくその場で考えて仕訳を切ることが出来れば、どんなに難しい問題もその場で解くことが出来ます。教科書に出てくる仕訳を丸暗記していたのでは、見たことのない問題や難しい問題が出題されたとき、「こんなの覚えてないよ。もうダメだあ」となってしまします。しかし、その場で上記のような思考が出来れば、解けない問題はありません。これでもう仕訳はばっちりです。本試験では試験時間はたっぷりあります。暗記に頼らない学習を心がけてください。

そして、必ず毎日学習してください。15分でも結構です。何もしなければ、簿記は3日で忘れます。

頑張っていきましょう!

では、今日はこれまで。
See you!