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楽にできる片付けのコツと快適なくらしやお金を貯めるヒント

これで誰でも捨てられる簡単解決7段階の片付け術

片付けたのに

子供の頃よく母親から、「部屋を片付けなさい」と言われていました。自分ではそう思っていなくても、はたから見ると散らかっていたんだと思います。人によって、片付いている部屋の基準は違うというのを、そのころはまだ分かっていませんでした。いつもこう思っていました。
さっき片付けたのに。

目次

片付けるとは、しまうか捨てるかどちらかです

私は要らないモノを捨て、必要なものはきちんと整理整頓しておいたのですが、母から見ると散らかっていたのです。

その理由はそれからずっと後になってわかりました。基準が違ったのです。しまうか捨てるか、それは合っていたのですが、しまうモノと捨てるモノの判断、線引きが違っていたのです。そう、しまうモノが多すぎて、捨てるモノが少なすぎたのです。
母から見れば、ですが。

母と私とどちらの基準が正しくて、どちらが間違っているということはありません。それぞれでいいと思います。極端なのは考え物ですけど。

しまうモノが多すぎると、家の中がモノで溢れかえります。収納に入りきれなくなり、新たに収納ボックスを買ったり棚を作ったり。家中カラーボックスだらけなんてことになりかねません。突き抜けると、汚部屋ゴミ屋敷と称されるようになります。

また、捨てるモノが多すぎると、家の中がガランとします。我が国の憲法にはその第25条に、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。とあります。その文化的な最低限度をはるかに下回ると思われるほど何もない部屋を見たことがあります。
本人はミニマリストだと言っておりましたが、果たしてそれでいいのか?

自分の部屋のレベル

ミニマリストを1、ゴミ屋敷を10としますと、これも人によるでしょうが、心地よい暮らしは4,5,6くらいでしょうか。

7だとモノが多い。
8だと散らかっている。
9は汚い。
10は・・・ゴミ屋敷。

逆に、

3だとモノが少ない。
2だと一般的には不便な生活。
1はミニマリスト。

ということになるでしょうか。

私たちが片づけをするとき、その目指すところを明確にしますと、やるべきことがはっきりしてくると思います。

片付け開始

10のゴミ屋敷をなんとかする

さすがにこれはすぐにはできませんので、行政に相談してください。ご近所さんに迷惑がかからないうちに。
おそらく本人にはゴミ屋敷の自覚はありませんので、ごくごく身近な人が時間をかけて説得してあげてください。

9の汚い部屋を8の散らかった部屋にする

ゴミを捨てましょう。目に見えるモノ、手の届くモノはすべてゴミだと考えていいでしょう。判断の必要はありません。手当たり次第にゴミ袋に入れましょう。もちろん、分別はしてください

これでやっと散らかった部屋になります。

必要なのはゴミ袋とやる気だけです。

見渡せば、ゴミ袋になるようなものも部屋に散乱していると思います。今すぐ始めましょう。明日の仕事に影響のでない時間までやってみてください。楽しくなってくるはずです。

明日の帰りにコンビニで、少し大きなゴミ袋を買ってきてください。今日の続きを行います。次のゴミの日までに勝負をかけましょう。

重要なのは、今すぐ始めることです。明日からではなく、たとえ10分だけでもいいので、今から始めましょう。


8の散らかった部屋を7のモノが多い部屋にする

散乱しているモノに優先順位をつけて、捨ててはいけないモノから順にきれいに収納し整理整頓してください。

収納しきれないものは、捨てる候補として袋にまとめて保管してください。1か月経ってもきっと袋から出すことはないでしょう。分別してから袋を分けて入れておくとあとで楽です。

間違っても、収納しきれなかったモノ用に収納ボックスを購入することなどありませんように。ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるマンガのようなものです。

モノを捨てているときに買っていいのはゴミ袋だけです。

そもそも、収納がいっぱいでもうしまうことができない。という人はこちらをお読みください。収納の片付けのコツを書いています。
押入れクローゼットを整理する/片付けが劇的に進むコツ - natsunoumigame's


7のモノが多い部屋を6の心地よい部屋にする

収納しきれずに袋に入れて保管していたモノを捨てましょう。結局必要なかったのではないですか。十中八九、袋を開けなかったと思います。

もっと言うと、中に何を入れたかすら覚えていないと思います。

4の心地よい部屋を3のモノが少ない部屋にする

心地よい部屋を変える必要はありません。現状を維持しましょう。

それでもモノが少ない部屋にしたいのでしたら、収納を減らします。カラーボックスを捨てるとか、クローゼットや押し入れはその容積の50%までの利用率にすると決めごとをするとか。そしてはみ出したモノを処分します。

8から7、7から6の時のような、捨てる候補を袋に入れてしばらく保管する手順は踏みません。即処分です。

この段階の人は、片付けは苦ではなく、自然とできる人です。どれだけ減らせるか、楽しんでください。

残ったものは、本当に自分に必要な最低限度のものになったはずです。

3のモノが少ない部屋を2の不便な部屋にする

同意できません、強く反対します。

どうしてもというのでしたら、時間をかけてよく考えながら行ってください。

テレビは要りません。
洗濯機がなくても洗濯はできます。
炊飯器がなくても鍋で炊けます。
洋服が少なくなれば、タンスがいらなくなります。
コップもマグも要りません。
お茶碗があればご飯が食べられお茶が飲め、つけ麺も食べられます。
ビールだってワインだって飲めます。
これで食器棚も処分です。
冷蔵庫・・・お任せします。

2の不便な生活から1のミニマリストになる

私には未知の世界ですが、この段階の人にとっては決して不便な生活ではなく、むしろ快適そのものなのだと思います。

いつかはこの域に達してみたいと思うこともあります。

片付けたのに

ただ、これだけははっきりしております。
今よりももっと片付けたいのでしたら、要らないモノを捨てるだけでは片付きません。必要なモノも捨てないと

ナツ亀