洗剤の詰め替え用は本当に安いか?
アタックZEROでなくてもいいのですが、みなさんは洗濯洗剤を買うとき、本体と詰め替え用のどちらを選びますか。
詰め替えるの面倒くさいから本体、という人。逆に、環境に優しい(優しそう?)詰め替え用、という人。
筆者は、お得だから詰め替え用、という人です。
環境については、昨年夏のレジ袋有料化に続き、今度はお弁当のプラスチックスプーンまでお金を取ろうとしているように、プラスチック、ポリ製品に対するエコの考えが広まってきています。簡易包装の詰め替え用のほうが、なんとなく環境に良さそうな気がしますから、それを選ぶ理由としては十分です。
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詰め替え用は実は高い!勝手に安いと思い込んでいるだけ
でも、筆者のように、お得だから、という理由で詰め替え用を買っている人は、実は要注意です。本当にお得なんでしょうか。
1円あたり何グラムか?でも、1グラムあたりいくらか?でもいいのですが、店頭でちょっと計算してみてください。往々にして、ソフトパックの詰め替え用より、本体入りのほうが安いことがあるんです。
こちらもお読みください。
安い、お得と思い込んでいるだけ - natsunoumigame's
メーカーの思惑
詰め替えというと、洗濯洗剤の他にも、シャンプーやリンス、キッチンやお風呂トイレなどの洗剤その他、七味とうがらしやこしょうなどのスパイスなどか身近ですね。
とうがらしやこしょうなどは、本体のほうが安いってことは、まずありません。
ハウスのとうがらしのビンに薬研堀のとうがらしを入れることないですか。GABANのビンにS&Bのコショーを入れても、あまり気にならないですよね。(気になる人もいると思いますが…)
でも、アタックのボトルにボールドを入れる人はまずいないのではないでしょうか。ビオレのポンプにダヴを入れる人も、マイペットのスプレーにマジックリンを入れる人もおそらく少数派。
いかがですか、なんとなく混ざると危険な感じがしませんか。有害ではないとしても、洗浄力が落ちるようなイメージとか。
そうなんです、筆者の回りでも聞いてみたのですが、洗剤を別のブランドの容器に詰め替える人はいないんです。
ということは、一度本体を買ってしまうと、詰め替えを買うにしてもずっと同じブランドを買い続ける。いかに、最初に本体を買ってもらうか、言い換えれば、買わせるかが企業の利益を大きく左右するのです。
詰め替え用より本体のほうが安いのは、きっとこんな理由でしょう。
損得の計算方法
昔のように電卓を持ち歩かなくても、スマホについていますから、その場で是非、計算してみてください。どっちがお得か。
計算方法ですが、ついつい大きい数字を小さい数字で割りたくなりますが、違います。
量を値段で割るんです。
100g入り200円なら100g÷200=0.5g。
100g入り50円なら100g÷50=2g。
1円あたりの量が出ます。
もちろん、多いほうがお得です。
ちなみに、値段を量で割ると1gあたりの値段が出ます。この場合は、答えが値段ですから、当然小さいほうが安いということです。
どちらか、分かりやすいほうに決めておくといいでしょう。その時その時、気分次第で計算していると、ワケわからなくなります。
マヨネーズは大きいほうが安い?
詰め替えの話ではないのですが、こちらも謎です。
同じ商品でしたら、小さいサイズより大きいサイズのほうが割安なことがほとんどです。割安というだけで、価格はやはり大きいほうが高いのが常識。
例えばペットボトル飲料。
600mlの爽健美茶は90円で、2lだと168円とか。
でも、近所のスーパーでは、350gと450gのキユーピーが同じ値段、場合によっては、450gのほうが安いことがあるんです。350gが298円で450gか268円とか。
特売とはいえ、350gのほう、誰が買うのでしょうか。
余談ですが、キユーピーはキューピーではなくキユーピーです。キヤノンみたいなもんですね。
ペットボトル飲料の場合は、外出先では飲みきれないので小さいのを買うなんてこともあるでしょうけど、家用は大きいの買いますよね、絶対的に安いんですから。
高いほうが損なのか、安いほうが得なのか。
判断がつきませんが、お店に行ったら無造作にカゴに放り込むのではなく、他の商品にも目を配ると、有意義なお買い物ができそうです。
ナツ亀