気になった山手線のアナウンス
今朝は眠い。いや、大体朝はいつも眠たいのですが、今朝は特別眠い。昨夜ちょっと深かったからな~。
などと反省しつつ、電車に揺られておりました。半分夢心地で。謎の放送が流れるその時までは。
「~夜間工事遅延のため、東海道新幹線は運転を中止しております。運転再開は、7時ちょうど頃の予定です。詳しくはJR東海の駅係員にお尋ねください。」
これ、山手線の車内放送です。
むむむ、いいのかそれで。 え、いいのんか!?
矛と盾
皆さん、テレビは黙って観てますか。ドラマを観ながら「そんなヤツいねーよー」とか、ニュースを見ながら「日本語間違えてんだろ」とか、なにかブツブツ言っていませんか?
まわりはきっと、うるさい奴だなあと思っていますが、本人はまあそれで楽しんでいるんだろうなあと思います。
かくいう筆者も結構テレビに向かって話し掛けるほうです。
要は、変な日本語が好物。相手を責めるわけではありませんが、「違うだろー!」と言いたい訳です。
そんな筆者にとって、先述の山手線のアナウンスは最高のご馳走。
だって、「7時ちょうど頃」って言ったんですよ。
"ちょうど"なのに"頃"なんですよ。
どっちなの?え、どっちなの!?
”ちょうど”ってピッタリのことでしょ。
”頃”ってその前後ってことですよね。
それってつまり、こういうことと同じですよね。
「真っすぐクネクネした道」
「遅い速球」
「雪の降る晴れた朝」
「痛くないからガマンして」
「サントリーニューオールド」
「寒い熱海」
「西東京市」・・・これは違うか。
本当の思いやりとは
こういう場面に出くわしたときは、言ってあげたほうがいいのか、黙っていたほうがいいのか迷いますね。
もちろん、車掌室にいる車掌さんやテレビの出演者に直接突っ込むことはできませんし、知らない人なら黙っています。
と言うか、通りすぎてからボソッと独り言を言います。
問題は知り合いのケースです。
友人なら迷わず突っ込みますが、同僚の場合は考えちゃいますね。
上司なら更に悩みます。
言ってあげれば同じ間違いは繰り返さないで済むでしょうが、この場の雰囲気は壊したくない。
誰か笑い話にしながら言い出してくれないかしら。
言っていいものかどうか迷っている理性とは裏腹に、本能は言いたくてたまらない。
もう、のどのところまで出てきてる。「どっちだよ!」って。
ここにもいた
そんなことを考えていると、隣から若い女性同士の話し声が聞こえてきました。
「あ、それ、絶対そうだよ!・・・多分。」
ん、いいのかそれで。
ナツ亀