だから減らない
仕舞いましょう、捨てましょうというお話しをしてきました。
部屋を片付けるには、大体この二つのどちらかです。
勘違い
仕舞うのは簡単です。
取り敢えず押し入れに突っ込めばいいのですから。
ですが、押し入れも無限空間ではありません。
すぐに溢れ出します。
私たちが次に取る行動は?
そう、収納場所を増やし始めるのです。
ホームセンターで収納ボックスを買ってきます。棚を買ってきます。
でもそれは片付けているのではありません。モノを増やしているだけなんです。
収納ボックスや棚の分だけモノが増えるんです。
収納ボックスや棚の分だけ部屋が狭くなるんです。
そしてその繰り返し。
収納できたらまた次の洋服を買ってきます。
この場合、モノを増やすのではなく、減らすことを考えるのが正解なのです。
そして暫くは買わない。
片付かない人たちは、全く正反対、540度逆のことをしているんです。
丁度、二日酔いの朝、向かい酒を飲んでいるようなものです。
そう、朝から飲み始めるのです。
でもこれは二日酔いを治しているのではありません。更に酔って感覚を麻痺させようとしているだけなんです。
朝飲んだ分だけアルコール濃度が増えます。
朝飲んだ分だけ気持ち悪さが増すのです。
そしてその繰り返し。
仕事の帰りにまた飲みに行きます。
この場合、お酒を足すのではなく、抜くことを考えるのが正解なのです。
そして暫くは飲まない。
確認してみましょう!
部屋のスペース、くつろぎ空間を犠牲にしてまでして増やした収納ボックスに仕舞った、モノを使うのはいつですか?
えっ、仕舞ったモノを使う!? いいえ、二度と使うことはないでしょう。
何故ならば、頭がモノを仕舞うことだけに向かっているからです。
使う為に買ったんだと言うことを、きれいサッパリ忘れてしまっているからです。
そう、片付かない人は、使うためではなく、仕舞うためにモノを買っているのです。
流行りの洋服もバッグも靴も、家電も便利グッズも全て仕舞うために買うのです。
そして、使わず捨てもせず。
お金のまま持っていた方がどれほど良かったかと気付くのはいつなのでしょうか。
流行りの洋服は流行りでなくなり、最先端のエコ家電は最先端でなくなり、便利グッズは不便利グッズになるのです。
その時気付いても、きっとあなたはこう考える筈です。
「せっかく買ったのだから、捨ててしまうのは勿体ない。」
「売ろう!」 と。
売れますか?
誰が買いますか? それ。
流行遅れの洋服。電気代が高くつく家電。不便な謎のグッズ。
そもそも、どこに売りに出すのですか?
「蚤の市に出店します!」
いいでしょう。でも、いつどこで開催するのでしょうか?
売るものを選別して整理して車に積んで出かける。そんな面倒くさいことが出来ますか?
「ヤフオクに出します!」
いいでしょう。でも、札は入るでしょうか?
希望の金額になるでしょうか?
発送の手間は面倒くさくないですか?
クレームが来たとき、たった数百円のために何日も対応できますか?
着ない売れない捨てられない。
がっちりハマってしまいましたね。
ご愁傷様です。
To be continued!
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