溢れる下駄箱
下駄箱がいっぱいで、入りきらない靴がたたきに出たままになっています。原因は靴の数。古くなり、今ではもう履かなくなったのに捨てることができない靴が下駄箱を占領中。もう入らない。なんとかしないといけません。
目次
捨てたいのに捨てられない?
捨てたいのに捨てられないというのなら、それは簡単に解決できます。捨てられない理由なんて、きっと次の2つのどちらかです。
①面倒臭い
説明は要りませんね。次のゴミの日に行動を起こしてください。
②捨て方がわからない
これはきっと、分別の問題でしょう。
皮は、燃えるゴミ?
ゴムも燃える、で大丈夫?
布のスニーカーは燃えそうだけど・・・
つまり、何ゴミかわからない。
大丈夫です、全て燃えるゴミです。
では、次の場合はどうでしょうか。
装飾で金属が付いている靴があります。モンクストラップやハイヒールなどでは、ベルトにバックルが付いています。
金属はさすがに燃えないよなあ。
となって、捨てられずに溜まってしまう。
金属の部分は切り取って燃えないゴミ、残りは燃えるゴミ。
が正解ですが、ほとんどの自治体では、取り外しが困難な小さな金属は無視して、全て燃えるゴミでいい、としています。逆に、金属部分が多い場合には、皮革やゴムの部分も含めて、燃えないゴミです。
ジャンパーやズボン、バッグも同様です。
(念のため、お住まいの自治体のルールをお確かめください。)
捨てたくないから捨てられない
難しいのは、
「もう履かないけど捨てられない」
もしくは、
「捨てたくないから捨てられない」
ですね。
決して、捨てたいわけではないんです。数を減らさないと片付かないことはわかっています。でも、捨てたくない。そもそも、「捨てたくない」んですから、簡単に捨てられるわけがない。
愛着と執着
記念の品
思い入れがある
思い出がたくさんつまっている
など、人それぞれ、捨てたくない理由があります。これを克服しない限りは、そりゃあ捨てづらいですよね。
他には、高かったから捨てたくない、なんてことも。
でも、ここで少し考えてください。
大切なのは記念品ではなく、記念になった出来事そのもの。
思い出は、モノがなくなってもなくならない。
高かったモノを持っていても、お金が戻るわけではない。
すぐには無理かもしれませんが、気持ちを切り替える時がきています。
必要な靴は何足
「人にはどれほどの土地がいるか」
昔読んだトルストイです。
一度の外出で履けるのは一足。人にはそんなにたくさんの靴が必要でしょうか。
大豪邸にお住まいの方は別としまして、下駄箱の片付けが必要な人は、ご自身の事情にあった数にしないといけません。
例えば、若い頃から2シーターのスポーツカーに乗っていた。家族ができてミニバンを買った。でも、2台も置く場所がない。どうしよう。収入が少なかった頃に無理してローンを組み、長年苦楽を共にしてきた唯一無二の愛車。思い入れもあり、思い出もたくさん載せている。(そして高かった)。手放すなんてとてもできない!できるわけがない!!
なんて場合でも、2台置くところがなければその愛車、下取りに出すか買い取ってもらうしかないんです。大豪邸にお住まいの方ならガレージに置いておけばいい。だけど~僕に~はガレージがない~♪
同じように考えてはいかがでしょうか。
持ちすぎた靴を減らす
下駄箱から靴が溢れている。大きなシューズクローゼットがないなら、どれかを手放さなければいけません。
収納か処分
片付けの基本は、しまうか捨てる。
しまうスペースがないなら捨てるしかない。
そこで捨てる基準を考えます。
何足保有するか決める
「全部残す」はダメ。それでは昨日までと何も考えが変わっていません。下駄箱の収納スペースをみて決断します。
残す数が決まったら、全ての靴を下駄箱から出し、絶対に捨てられなものから順番に並べます。情け容赦なく数で切ります。
捨てることが決まった靴は、心を鬼にしてゴミ袋に入れてください。
残す靴の中に、修理が必要な靴はありませんか。すぐに修理に出してください。1週間経っても修理に出さないなら、それは取っておく必要のない靴です。
今までの働きに感謝して捨てましょう。
大切にしてきた靴が、ゴミとして処分されることがどうしても耐えられないときは、メルカリで売ることを考えてもいいでしょう。同じように大切にしてくれる人に履いてもらうのです。ハードルは高いですが、それで手放すことが出来るのなら、反対は致しません。
こちらもお読みください
片付けにメルカリを使ってはいけない理由 - natsunoumigame's
そんな簡単に、大好きな靴を捨てられるわけがない!
という人に無理強いは致しません。下駄箱から靴を全部出した今のタイミングで、せっかくですから棚の掃除をしましょう。土ぼこりを掃き出し、濡れ雑巾でしっかり拭きあげましょう。下駄箱内を完全に乾燥させてから靴を戻します。入りきれない靴は、仕方がありません、今まで通りたたきに置きましょう。
そして1週間後にまた、この記事を読んでください。
ナツ亀