人気のワッフルを買った時の事です
仕事の帰りに何か甘いものが欲しくなり、ちょっと回り道をして、人気のワッフル店に立ち寄りました。
ショーケースには美味しそうなワッフルが並んでおります。
どれも捨てがたいのですが、そんなに沢山食べられるわけもなく、泣く泣く3つに絞って注文しました。
「栗とさつまいもバターとパンプキンバターを1つずつください」
一体何を確認したいんだ?
店員の女性は手馴れた手付きでトングを使い、1つずつ紙に挟んでいきます。
右手にそれらを重ねて持ちこう言いました。
「一緒に確認をお願いします~。栗、さつまいもバター、パンプキンバターです。こちらで宜しいですか?」
「(ん、何だ、この違和感?)」
ちょっと話しは変わりますが、皆さん、ケーキ屋さんで小さなケーキを幾つか買うと、こう聞かれませんか。
「ご注文はこちらで宜しいですか?」
(実際には「こちらで宜しかったですか?」と、なぜか過去の話しにされてしまうことが多いですが)
そう言って箱を傾けこちらに見せてくれます。
そこにはイチゴショートだったりモンブランだったりフルーツタルトだったり。
一目見てそれだと分かりますので、はい、確かに確認が出来ます。
でも、今話題にしているのはワッフル。
そう、どれもみんな同じなんです。
しかも紙に挟まれてしまっていて、側面の一部しか見えません。
色の濃淡はあっても、それは味の違いだけではなく焼き具合でも変わります。
こんな経験があります。
鯛焼き屋さんで5匹買いました。全部違う味です。小倉、うぐいす、カスタードクリーム、チョコレート、チーズです。チーズがちょっと高かったですが、焦点はそこではありません。ここでも例のあれです。
「一緒にご確認お願いしまーす。こちらから小倉、うぐいす・・・」
だ・か・ら、、、中が見えないんですよ、な・か・が。
家に帰って食べてみて、高いチーズの筈が安いチョコレートだったとしても後の祭りです。
「一緒に確認したじゃないですかーぁ」って言われて終わりです。
結局は
そうなんです。この場合の鯛焼きと同じく、紙に包まれたワッフルのフレーバーを、店員さんと一緒に確認することなんて、出来ないんです。おにぎり屋さんではよく、三角形の頂点に、中に入れた具材を少し載せてあったりします。見たことありませんか、鮭や昆布が載っているのを。でもこの店のワッフルは違います。何も目印がありません。もう、店員さんを信じるしかないんです。どうしても確認しろと言うのであれば、そう、数の確認をするくらいが精いっぱいです。
「一緒に確認をお願いします。全部で3個で宜しかったですか?」
「はい、3個でした・・・」
でした・・・? あっ!