自家製麺とインドカレーの店、よもだそば
よもだそばは、東京日本橋、銀座、名古屋にお店を構える立ち食いそば屋さん。
時々筆者は、そのうちの日本橋本店に吸い込まれます。特段空腹でないにも関わらず、ついつい一杯手繰ってしまう。
そんな、まんまとよもだにハマった筆者が、よもだのメニューを勝手に紹介します。
「よもだ」とは、愛媛県松山地方の方言で「いいかげん」「ふざけている」というような意味で、親しみを込めて「しょうがないねぇ」「なんだか憎めない」といったユーモアを交えたニュアンスで使われる言葉だそうです。
遊び心、心のゆとりと言ったところでしょうか。
なるほど、それはメニューに十二分に現れております。
とても美味しいおそば屋さんです。
なのに、メニューの一番目はなんと「よもだカレーうどん」。
そばじゃないですし、カレーまでかかっています。単に値段の高い順に並んでいるだけなのでしょうが、カレーが人気のよもだそばさんならではのウイットですね。
店の看板も、「立ち食いそば」ではなく、「自家製麺とインドカレーの店」。
納得です。
余談ですが、メニューのそばは、うどんに変更出来ます。
余談をもう一つ。
店内掲示のメニュー表は、価格順のようにみえるのですが、わかめそばととろろ昆布そばは、値段が高いのにメニューの順位が下げられています。海藻だけに下位層??
これから紹介するメニューの中には、或いは、そば好きの方にとっては、我慢のならないモノが含まれるかも知れませんが、そこは是非とも、よもだな気持ちでお許しいただき、楽しんでいただきたいと思います。
目次
レギュラーメニュー
では、一杯目!
よもだカレーうどん 温
旨い。とても旨い。
メニューの一番目は、伊達ではない。
麺は幅広で薄い、しっかりと歯応えのある平たい麺。
カレーは、かなり本格派。
巷の蕎麦屋によくあるような、甘めに味付けされた、ねっとり感のある和風のものではなく、はっきりとスパイスの効いた辛口だ。
具材は、赤く見えるのはトマト。そしてチキン、玉葱といったところだろうか。少しザラつく食感はジャガイモが溶けているようでもあるが、恐らく正解はトマトなのであろう。形はない。筆者の感覚はいい加減なので、当てにはならない。
気になる御仁は、直接確認して欲しい。
インド人もビックリの旨さである。
と思う。
500円、2018年9月現在。
岩下の新生姜天そば 温
旨い!
どんな味だろう?という不安は、見事に解消された。
岩下の新生姜のしょっぱさ、酸っぱさが、よもだのそば、つゆにマッチする。天ぷらではなく、単に岩下の新生姜が乗っていただけでは、恐らく想像通りの味で終わっていたと思う。
あとに登場する紅生姜天そばより、こっちが好きだ。
食べ終わる頃には、そばつゆにも岩下の新生姜の味が移り、good。
ネーミングもストレートで分かりやすい。
つゆの味の変化を好まない方は、急いで食うべし。
440円、2018年8月現在。
特大天玉そば 温
なにしろデカい。
玉葱丸々1個分はあると思われる(自分で玉葱を天ぷらにしたことがないので、確信はない)。
想像を絶するかき揚げに、世界もビックリ!
したとかしないとか。
玉葱好きにはたまらないが、玉葱嫌いが間違えて注文すると悪夢である。
そばに行き着く前に、満腹になる勢いである。
お店の公式ウェブページの写真とは随分出来が違うが、そこはお愛嬌。よもだと言うことで。
420円、2018年10月現在。
ニラ天玉そば 温
あとで出てくるニラ天そばの生玉入りバージョン。ニラの天ぷらは他ではお目にかかったことがなく、こちらがお初。楽しみにしていたが、その期待は裏切られることなく、むしろ、嬉しい誤算と言うべきか。ニラ天はなかなか旨い。生玉との相性も抜群。
実際に食すまで気がつかなかったが、ニラと玉子とめんつゆ。
この組み合わせは?
そう、正にニラ玉。旨くないはずがない。
これは是非とも、皆さんにも試していただきたい。
おすすめの一品だ。
420円、2018年6月現在。
ほうれん草のお浸しそば 温
お浸し、旨いな~。
ほっとする。
特別何か特徴があるわけでもない。
ただ、他ではあまり見ないメニューと言うだけである。
しかし、メニューの並びの前後をニラ天玉そばとメンチカツそばと言った、変わりモノに挟まれているので、そばの具材としてはあまり聞き慣れないなのに、ほうれん草のお浸しが普通に感じる。
緑黄色野菜、鉄分が不足気味という向きには、特におすすめできる(根拠はないが)。
なお、油が気になるようであれば、たぬき抜きで頼めばいい。
420円、2018年9月現在。
メンチカツそば 温
旨いか不味いかと聞かれれば、そばもつゆも旨い。メンチカツは、素朴。決して高級品ではなさそうだ。
合うか合わないかと聞かれれば、合わないことはない。
ただ一言、はっきり言えることは、そばつゆで食すメンチも悪くない。
また食べるかと聞かれれば、そんなこともあるかも知れない。3回食べたら、虜になるかも知れない。もしメニューから消えてしまったら、さみしいかも知れない。
420円、2018年8月現在。
ばらのりそば 温
気にはなっているのだが、お歯黒になることも気になって、なかなか口に出来ずにいたシロモノである。
本日、意を決して食してみた。
思っていた通り旨い。
期待通りのたぬきも嬉しい。
心配通り歯にも付いた。
全く問題ない、全て想定の範囲内である。
なお、お互いの幸福のため、のりの付いた歯の映像は載せない事とする。
420円、2018年10月現在。
ゲソ天そば 温
店を訪れる時間帯が悪いのか。
売り切れランプが消えているのを見たことがない。
420円、2018年10月現在。
山盛もやしたぬきがけそば 温
そばにもやし?ラーメンか??
もやしそばと言えば、醤油ラーメンやあんかけラーメンを思い浮かべるのは筆者だけではないと思う。味噌もやしも好きであるが。
でも、たぬきもかかっている。やはりそばか。
茹で上げたもやしの影響で、つゆは薄くなる。
名前の通り、もやしは確かに大盛。食べても食べてもなかなか減らない。
時間が無く、立ち食いそばでさっと済まそうというときには、向かないメニューである。
余談だが、味噌ラーメンに揚げ玉を入れると旨い。チャンスがあれば、是非ともお試しいただきたい。
因みに、後に出てくる山盛りとろろ昆布そばは「山盛り」だが、こちらは「山盛」。
誤植?
どうでもいいことである。
400円、2018年9月現在。
チーズそば 温
なんでこんなメニューがあるのか?
そんな疑問すら起こらないような、完全素通りメニューの一つであったが、この日は気の迷いから、押してみた。
そして、恐る恐る食す。
ん、旨い。これは旨いぞ!
ピザに乗っているあのとろけるタイプのチーズだ。
もたもたしていると、チーズがつゆに溶けて、流れ出てしまう。とろろそばのように、もったいなくてつゆを飲み干す必要が出てくる。
素早くそばに絡めてすするのが正解だ。
並んだたぬきもいい仕事をしている。なくてはダメだ。
「そばにチーズは気持ち悪いだろう」と言う向きは、ドリアを思い浮かべて欲しい。誰もが最初は、「えーぇご飯にチーズぅ??」と思っただろう。
まあ、ドリアさえも気持ち悪いと感じる方は、近寄らないことだ。
390円、2018年8月現在。
特大かき揚げそば 温
よもだな品揃えのここ、よもだそばにあって、数少ない一般的なメニューである。
と、思いきや、そこはよもだ、一筋縄ではいかない。
かき揚げではなく、特大かき揚げである。特大天玉そばのところで述べたが、丸々1個分はあろうかという玉葱の量。
どん兵衛のカップがたとえ空であったとしても、おそらく入りきらないであろう。
玉葱好きにはたまらない。
写真は割愛する。
380円、2018年7月現在。
ニラ天そば 温
前出のニラ天玉そばをおすすめする。どうしてもニラの天ぷらには、焦げる部分が出来てしまうようで、それがかなり主張してくる。
角を取るには、生玉子が丁度いい。
焦げのないニラ天を期待する。
380円、2018年9月現在。
ごぼう天そば 温
太めに切られたごぼう天である。
千切り、細切り、拍子木切り。ささがきに斜め切りなど、ごぼうのタイプは店によって様々だが、ごぼう天は太めのホクホクがいい。
若干ホクホク度に欠ける気がするが、旨い。
380円、2018年7月現在。
春菊天そば 温
皆さんが想像する通りの一杯。
安心して注文して欲しい。
ただ、春菊の筋を噛み切る必要があるので、上品に食そうなどとは、決して考えないことだ。
380円、2018年9月現在。
紅生姜天そば 温
紅生姜好きには、たまらないメニューである。紅生姜天と言うより、もはや紅生姜塊。悪くない。
悪くはないが、如何せん紅生姜率が高すぎる。もっと衣が欲しいのである。
紅生姜塊を一口かじり、紅生姜の塩味と酸味が、口いっぱいに広がったあとに口にするそばは、もはや主役ではなく、口直しになってしまうのだ。
繰り返す。紅生姜好きには、たまらない一品である。
380円、2018年8月現在。
コロッケそば 温
コロッケそばというものを初めて目にしたのは、遠い昔の神楽坂。
筆者の生まれ育った環境では、耳にしたことすらなかった。
軽くカルチャーショックを受けた記憶がある。
コロッケにはソースだが、世の中には醤油をかける御仁もおられる。
それは今は置いておいて、話しはコロッケそば。確かに悪くない。
が、以来、3杯程しか口にしていない。
以前より、一度ここよもだでも食してみたいと思っていたので、今日、注文してみた。
コロッケは悪くない。甘みのある平らなコロッケだ。特別なモノではない。こだわりはなさそうである。つゆにもへ程良く溶けて食べやすい。相性もいい。コロッケそば好きをガッカリさせることはないだろう。
380円、2018年10月現在。
とろろそば 温
ここからネバネバ3連チャン。
とろろ、めがぶ、とろろ昆布とつづく。
根拠は知らないが、なんとなく体にいいような気がするのは、筆者だけではないだろう。
ただ、そばから流れ落ちたとろろを全て胃袋に納めようとすると、つゆを飲み干す必要がある。塩分量は大丈夫か。
とろろを無駄にしたくないが、飲み干すのには抵抗がある。
ジレンマである。
ストローを提供していただければ、底に沈んだとろろだけ吸い上げることも可能だが、おもむろに隣でそれをやられたら、そばを鼻から出してしまうかも知れない。
とろろ好きの方、是非。
380円、2018年10月現在。
めかぶそば 温
ネバネバ2発目。
ずっと上のほうで登場した「のり」から離れて、ここから海藻3連発。
めかぶとは、言わずと知れた、わかめの根元のあたりである。
独特のヌメリが美容健康に良いと言われているが、果たして…。
もずくのように、細長く麺状に提供されるのだろうとの予測を裏切り、5mm角にみじん切りされためかぶは、麺の間をとろりとすり抜け、つゆに落ちていく。
とろろと同じく、残さず全て摂取しようとすると、つゆを飲み干さなければならない。ここでも心配は塩分量。されど、めかぶを残してしまうのもmottainai。
健康に気を使った筈のめかぶそば。
是非ともよもだのパラドクスを味わって欲しい。
言い忘れた。歯に残る。
390円、2018年9月現在。
山盛りとろろ昆布そば 温
ネバネバ3発目。
ネーミングがいい。単にとろろそばと書かれると、山芋なのか、とろろ昆布なのか、出てくるまで博打のようなものだ(まあ、予め聞いてしまえばいいだけなのだが)。
当店は、とろろそばと、この山盛りとろろ昆布そばがあるので、明快である。わざわざ昆布と書いてある。
それでも間違えた御仁は…、出てきた物を黙って平らげ、自身の愚かさ加減を省みながら、大人しく帰るべし。
さて、実食した感想だが、まずはそのビジュアルに圧倒された。ここまで乗せるか!? と驚くほどの量である。確かに大盛り。嬉しい。商品名に偽りなし。
そして、旨い。
が、ふたくち、みくちと箸をすすめると、大変なことに気づくのである。
あまりに塩辛い。そう、しょっぱ過ぎるのである。めんつゆと言うよりは、海水でそばを食べているようである。
旨いのに、惜しい。
高血圧を気にしているときには、避けたい味付けだ。
解決策としては、
湯で薄めてもらう
麺の大盛りを注文する
冷めるのを覚悟で水を入れる
湯を持参する
等だが、まあ、簡単なのは、他のにする事だ。
念の為付け加えると、最初から、これでもかと言うくらい相当量の昆布を絡めて食べていかないと、麺の無くなった丼には、大量のとろろ昆布が、残ることになる。
390円、2018年9月現在。
わかめそば 温
海藻シリーズのトリはこれ、わかめそば。
無人のタクシーが自動運転を始めた現代においても、「生えてくる」を信じて食べ続けている先輩方は、果たしていらっしゃるのだろうか。
幸い、吾が輩はまだ、心配ない。
350円、
その他
よもだそばのレギュラーメニューは、ざっとこんな調子だが、安心して欲しい。
2018年現在、
きつねそば 350円
たぬきそば 310円
月見そば 310円
かけそば 310円
も、ラインナップされている。
イレギュラーメニュー
東北牧場直送 旬の天然山菜・山野草
6~10月限定
よもぎ天そば 温
よもぎと聞くと思い浮かぶのは、草餅、草団子ぐらいだ。
甘い和菓子にアクセントを付ける、野原の味と言ったところだろう。
他店で天ぷらとして食した記憶はない。
実食してみると意外なのだが、あの草餅から受ける、よもぎのインパクトはほとんどない。むしろ、のどの奥からくる爽やかな香り。
よもぎ、蓬と言うよりは、何か片仮名のハーバルな感覚。
野草というイメージから、ふきやたらの芽、春菊のようなエグみ、苦味を想像していたが、そのような押しはない。
ガツンと言うのを期待しているのであれば、別のメニューをおすすめする。
また、天ぷらとしての揚げあがりは、きっちり詰まって硬いので、そのままバリバリやるのも良し。つゆで溶かして柔らかくするのも良し。
400円、2018年9月現在。
夏季限定メニュー
6~9月末限定
揚げ茄子おろしそば 冷
とてもいい。
冷やしたぬき、冷やしおろしが一皿で味わえて、しかも揚げ茄子まで。
いや、逆だ。「大変旨い揚げ茄子だけでも満足だが、加えて冷やしたぬき、冷やしおろしまで。」が正しいだろう。
そばも具も全てしっかり冷えていて(狸は別)暑い夏には毎食でも食べたい衝動にかられる。そんな一杯だ。
450円、2018年9月現在。
週替わりそば
バジル天そば 温
バジル好きの方、どうぞ。
今日はちょっとした事件があった。
出来上がった私のバジル天そばをカウンターに乗せる際、あろう事か、オヤジがどんぶりを、下からカウンターにぶつけてしまったのだ。丁度どんぶりでカウンターにアッパーカットを見舞った形。
ネギは飛び散り、つゆは波を打ってこぼれ出る。オヤジなりにキレイに盛り付けたつもりの大事なバジル天も乱れ飛んだ。
その瞬間、沈黙と共にお互い見つめ合う。
筆者:「(さあオヤジ、どうする?これは普通作り直しだろ。なあ、どうする!)」
オヤジ:「(あ、参った~。客本人に見られてる。作り直しか。でも、そばは無事だ。ネギも残ってる。見栄えは悪いが、味は変わらん。ええい、出しちまえ!)」
そしてその直後にオヤジから出た一言。
「ふう~、危なかったぁ」
筆者:「(危なかったではない。完全にアウトである。)」
この間おそらく約2秒。
「(まあいっか。)」
筆者は右の頬で半分笑いながら、よもだの精神で今見たことを水に流し、つゆにまみれたバジル天そばを、お盆ごと受け取ったのである。
400円、2018年9月3日~
エノキバター炒めそば 温
そばの上にエノキ?
キノコそばとか、山菜そばはたまに見かけるので違和感なし。
エノキバター?
まあ、具にも味付けされていたほうがいいだろう。
更に、バター!?
味噌バターラーメンか!!!
ん、塩バターもある。醤油バターもある。
冷静に考えてみると、そばつゆは醤油ベース。醤油とバターも決して相性が悪いわけではない。悪くないかもしれない。
実食。
旨い。まさにエノキバター。
焦がしたネギと、粗挽きの胡椒が更に旨くする。
ただ、もう一度冷静に考えると、これをそばに乗せる必要はない。このままご飯のおかずでいいではないか。
あえて麺に乗せるのなら、醤油ラーメンがいい。
そばである必要は全くない。
また、お店のウェブページの写真では、味噌バターラーメンや塩バターラーメンの如く、具の真ん中にバターが乗っているように見えるが、これは幻である。
よもだそばのエノキバター炒めそばには、バターは乗っていない。
繰り返す。乗っていない。
お店のウェブページの写真では、乗っているように見えて仕方がないのだが…。
断腸の思いである。
例えば、ショートケーキを買って帰ったら、イチゴが乗っていない。この状況、貴殿は耐えられるか? 堪えられるか?
あっ、よもだ!
そう、ここは、よもだそばだった。
400円、2018年9月17日~
ホクホクメークインそば 温
またヤラれた。
誇大広告である。
真っ赤に染まったウェブページの写真に対して、見よ! この現実。
ホクホクメークインの天ぷらに、申し訳程度に垂らされたトマトケチャップ。
先週の、バターの乗っていないエノキバター炒めそばに続いて、今週も、まんまとよもだにしてヤラれた。
コンビニのアメリカンドックに付いてくる、小さな、小さな、小~さなケチャップの方が、よっぽど量が多い。
そして、食いづらい。
小ぶりのメークインを輪切りにしてかき揚げた天ぷらは、全く持って食いづらいのである。
原因は、おそらくこの重さ。
葉物の天ぷらは、簡単に、はしでつまみ上げられる。つゆに浸けておけば、直ぐにほぐれる。
対してこのジャガイモの代物は、なにしろ重たいのである。そして、少ない衣のせいで、ジャガイモ同士が直接くっついている。つゆに浸けても、そうそう離れないのである。
立ち食いそばに限らず、最近は割り箸を置いている店が少なくなった。
御多分に漏れず、当店もしかり。
丸ごとつまみ上げガブリとやろうにも、滑り易い安い箸では、滑ってしまってどうにも持ち上がらないのである。
非常に食いづらい。
味は?
太鼓判である。旨い。本当に旨い。
そばはもちろん、このホクホクメークインの天ぷらは、予想以上に旨い。
残念なのは、ウェブページにある「トマトケチャップの酸味と蕎麦つゆがなかなかによく合います」が体感出来ないことだ。つゆに溶け出すほど、塗っていただきたいものである。
まあ、仕方ないか。ここはよもだだ。
追伸、満腹になる。
400円、2018年9月24日~
特別企画!東京限定メニュー
タイイエローカレーそば
自家製麺とインドカレーの店。
そんなよもだそばが、よもだなメニューを出してきた。
タイイエローカレーそば。
インドじゃないじゃないか!
写真をご覧いただければ一目瞭然だが、見た目はぱっとしない。
一口スープを飲んでみる。
旨い!
口の中、そして奥から鼻腔に広がるトロピカルな香り。ココナッツがとてもいい。
甘くなめらか。
そばを食す。
合う。
甘さとココナッツの香りに箸が進む。
舌に僅かに感じていた辛さが増してくる。
同時に、クリーミーでミルキーな甘さが心地いい。
カレーそばファンはもちろんのこと、タイカレー好きも、頑固でそばにうるさい江戸っ子も、是非!
420円、2018年11月19日~
特別企画!期間限定メニュー干支そば
豚けんちんそば
旨い。
よもだのそばは大体旨いが、これも旨い。
よもだにしては若干値段が高めだが、納得出来る味、ボリュームである。
写真では分かりづらいが、思った以上に具沢山である。
豚、大根、人参、牛蒡、蒟蒻。
ゴロゴロと入っている。
ただこのこんにゃく、隠し包丁が入っていないので、ここよもだの、ザラザラのない樹脂箸では、掴みづらいことこの上ない。
また、干支の猪の肉ではなく、豚肉なのがいささか残念ではあるが、あまりに忠実にされると、来年がコワイので、これはこれで良しとしよう。
猪八戒が豚であることを考えると、あながち間違ってはいないのかもしれないし。
いずれにしても、正月から旨いそばをいただいた。
500円、2019年1月4日~20日。
店舗情報
よもだそば日本橋本店
03-3273-0505
東京メトロ日本橋A3、A6出口徒歩2分
平日07:00~22:00、土日祝10:30~15:00
ナツ亀