片付け
「かたづけ」という言葉を広辞苑で引きますと、
・片付けること
・整理
・整頓
と出ています。
「かたづける」を引きますと、
・散乱したものを整える
・整理する
・処理する
・始末する
などが出てきます。
整理も整頓も、整った状態にすることですが、
整理には加えて、不必要なものを取り除くという意味もあります。
つまり、片付けとは、不必要なモノを捨てて、整った状態にすることです。
簡単に言うと、まず捨てて、そしてしまうです。
目次
部屋を片付ける順番
片づけを始める際に迷うことはありませんか。
部屋を先に片付けるか、それとも押入れやクローゼットなど収納を先に片付けるか。
部屋の片付けを始めると、押入れにしまいたいモノがでてきますが、押入れがいっぱいだと、収納することができません。
ならばと、押入れを先に片付けようとすると、いったんモノを全部出すのが効率がいいのですが、部屋が散らかっていると、中のモノを出す場所がありません。
最初に部屋
答えは、まず部屋を片付けましょう。
捨てられるモノを捨てます。完璧にする必要はありません。目的は、押入れやクローゼットの中のモノを出しておく場所の確保です。
次に収納を片付ける
捨てることによってモノが減ったら、残ったモノをはじに寄せてスペースを作ります。そして収納の中のモノを全部出します。
全部と言っても、押入れ、クローゼット、物入れ、タンスなどの全部の収納をいっぺんに始めないでください。いくら何でもそんなにスペースは確保されていないと思います。一か所ずつです。
どこからでもいいのですが、押入れから始めるとしましょう。
収納の片付け方法
いきなり始めてはいけません。
1.まず、この片付けが終わった後の押入れをイメージします。モノの量と隙間の部分を思い描きます。容積の3割以上が隙間になるようにしてください。
5割が理想です。
2.次に、押入れの中を見ないで、中に入れてあるモノのリストを作ります。
3.そして、取っておくモノと捨てるモノを決めてしまいましょう。この時はまだ、押入れの中は見ません。あくまでリスト上で取捨選択をしてしまいます。
4.実際に押入れを開け、モノを出します。ただやみくもに出すのではなく、押入れに戻すモノと捨てるモノを分けて並べます。
5.押入れに戻す予定のモノの中から、更に、捨ててもいいモノを分けます。
6.リストに載っていなかったモノは、記憶にさえなかったのですから、無条件で捨てるモノです。
「ああ、こんなもの持ってたなあ」なんて思い出に浸りだしますとキリがありません。親の形見など特別なものでない限りは、思い切って捨てましょう。
7.捨てずに取っておくモノを、押入れに戻しましょう。
完璧に整頓する必要はありません。それは、クローゼットやタンスが終わってからです。
同じように、クローゼット、タンスと進めていきます。
一度にやってしまってもいいのですが、集中力の持続には個人差がありますので、続きは次の休日でもいいと思います。そしてまたその次の休日、というように。
仕上げ
いよいよ今回の片付けの最終段階です。
捨てた後、しまう。
部屋のはじに寄せてあるモノを収納にしまいます。
やっぱり要らないというモノがあれば、また捨てます。
そしてきれいに整頓します。
どうでしょうか。
半分以上の隙間ができていますか。少なくとも3割の隙間がありますか。
押入れにしてもクローゼットやタンスにしても、ギュウギュウに詰まっていますと、死蔵品が生まれます。
多くのモノに埋もれてしまって、気に入った服も高価なアクセサリーも、出番がなければもったいない。
余計なモノを捨てて、取って置きだったモノを普段使いにしてみてはいかがでしょうか。
高価な服だから、着たら傷むのでしまっておく。
なんて言わないで。
ナツ亀