久しぶりに革靴を買いました。
本気で買ったのは恐らく20年振りくらい。
「昔はお洒落してた」と言うのは、男女問わず良く聞くお話しですが、ご多分に漏れずと言ったところです。
当時お気に入りだったのは、チヨダシューズが作る、ジョンストン&マーフィー。それと、ジャーマン。
神保町のミマツ靴店さんや、今はもうありませんが、小川町の平和堂靴店さんに良く足を運んだ思い出があります。
併せて10足位をローテーションさせていました。
当時のチヨダシューズは、現在はありません。リーガルの一部になったという話を聞いたことがありますが、詳しいことはわかりません。東京靴流通センターや、八重洲地下街にある、はきごこちの株式会社チヨダさんのことではないです。
毎週末手入れをし、オールソールにも何度か出して、大事に履いていましたが、傷みが進んでしまい、1足また1足とお役御免になっていきました。
もっと長持ちさせている方はたくさんいらっしゃると思います。
愛情不足だったのでしょうか。
残念ながらJarmanは全滅です。
今残っているのは、Johnston & Murphyが3足。
左から、茶のリングブーツ、黒のプレーントゥ、それと黒のチャッカーブーツ。
そしてナント! このチャッカーブーツは、25年位前に買って、一度も履くことなく下駄箱に眠っていました。そう、ブランニュー。


せっかく見つけたので、しっかり準備して、本来の役目をさせてあげようと思っています。
何故今になって新しく革靴を買ったのか。新型コロナウイルスの影響で外出の機会は激減しているのに。
年を重ねると、段々お洒落に興味がなくなり、と言うよりは、面倒臭くなって靴の手入れをしなくなる。
手入れを怠った靴は履きたくない。
そこで、安価な合皮の靴をイトーヨーカ堂やイオンで買って履き潰す。その繰り返し。きっと、ずっと足もと見られていたのに気にもせず。
最近、ちょっとしたきっかけで、昔を思い出したんです。
このまま終わっていくのかな、靴みたいに。と。
面倒臭いお話しはこの辺にしまして、リーガルのヴァンプ。
久々のグッドイヤーウエルト。
いいですね~、この足の痛み。
何日か空けながら3回程履けば、少し足に馴染む筈です。いや、この靴は10回くらいかかるかもしれません。暫くはJohnson & Johnsonのお世話になります。
それを過ぎたら、あとは皮が伸びコルクが沈み、少しずつ私の足にフィットしていきます。
昔使っていた靴クリームは、パレットに出しっ放しの絵の具のように、硬い。
いかりやさんだったら間違いなく「だめだこりゃ」。
コロニル1909でも買ってきて、次の週末に準備します。
きっとまた、このヴァンプだけでは飽き足らず、靴に散財することになるんだろうな~と思いつつ、ちょっと嬉しい気分になっているこの頃です。
なつ亀