とんがらし
立ち食いそば店と言うよりはむしろ立ち食い天ぷら屋さん。
JR水道橋すぐ
このお店、注文を聞いてから天ぷらを揚げます。
上顎を火傷するほどの熱々揚げたて天ぷらが味わえました。
もちろん旨い。
感じのいいおばちゃんとおじちゃんがやっていました。
筆者の入店が18時35分。待ち客7人。食事中の客5人。
お二人の動きが遅いわけではありません。
注文を受けてから揚げているのです。
3面のカウンターに椅子は6脚。左2、正面1、右3です。
お店の中心にテーブルがありますが、待ち客がぐるっと立っていますので、ここは食べづらい。
もっとも、次の注文が出来上がる頃には、一人食べ終わっていますので、これでバランスしていると言うことですね。
さて、いよいよ筆者の番です。
時刻19時10分。
なんと、立ち食いの店内で待つこと35分。前代未聞。
って言うか、ここ閉店19時って書いてありますけど。
後ろにはまだ8人の待ち客。
早くても20時までは閉められなさそうです。
このころはいつもこんな感じでした。
さて、筆者のひもかわに話しを戻します。
頼んだのは、「もりあわせ、ひもかわ、なすのほう」。
もりあわせには、そば、うどん、ひもかわ、そして丼があります。
麺の3品には、さらに2パターンありまして、「いか、えび4」か「いか、えび3、なす半分」。
だから、なすのほう。
おじちゃんは奥でひとりごとを言いながら、天ぷらを揚げています。
おばちゃんは揚げ上がりを見越して、ひもかわを茹でます。
揚がった天ぷらをバットに移して持って来て、カウンター越し、客の目の前で盛り付けます。
えっ!?
いか、なす、なす。
しめじ、まいたけ、えび、えび、えび。
えび、えび。
えび。
貼ってあるメニューと、全然違うじゃあないですかーあ!
ありがとうございますと言って、ありがたく頂戴しました。
先ずはつゆを一口。
出汁の香る美味しいつゆです。
続いてえび。
柔らかく、そしてプリプリ。
もうひとつ、えび。旨い。
まだまだある。2尾食べてもまだ4尾ある。
内、1尾をよける。
そうしないと、麺が見えてこないんです。
そしてひもかわを一口。
これはちょっとのびています。
おばあちゃんはタイミングを計って茹でてくれますが、のびてしまいます。
何しろ乗せる具が多すぎる。
その後はひたすら天ぷらを食します。
まいたけ、えび、なす、えび、しめじ、えび、いか、えび、なす。
本当に美味しい天ぷらです。
550円、2019年1月現在。
こちらは天丼。
「もりあわせ丼」です。
火、水、木の夜の提供です。
閉店時間近くになりますと、無くなるものが出てきます。
うどんだったりご飯だったり。
そして、残っているモノを食します。
そばだったりひもかわだったり。
この日はうどんとそばが売り切れでした。
なので、丼を選択。
天丼いもやが暖簾を下ろした後、安くて最高に美味しい天ぷらが食べられるこことんがらしは、なくてはならないお店だったのですが…。
名残惜しいですね。
因みにこの日のメンバーは、えび7、しめじ1、まいたけ1、大葉1、いか1、なす3でした。
満腹です。
ご馳走さまでした。
550円、2019年1月現在。
久しぶりの来店。
以前のおばちゃんとおじちゃんは引退して、別の方のお店になっています。
「天ぷら盛り合わせをひもかわ」で注文。
出てきたものを見ての第一印象は、
「似ているけどちょっと違う?」
盛り合わせのメンバーは、小エビ6、茄子4、いか1。
そう、小エビが更に小さい。しめじがない。舞茸がない。大葉がない。
気を取り直して食べてみる。
味は?
似ている。
ただ、ひもかわがブチブチ切れて食べづらい。
やはりおばちゃんとおじちゃんが二人でやっていたお店ではないです。
場所は同じ、ここ。
店名も同じ、とんがらし。
メニューには似ているものもありますが、別のお店ですね。
昔を懐かしんで来店しますと、残念な気持ちになります。
新しくできたお店だと思って行くと、美味しくいただけるんじゃないでしょうか。
揚げたての天ぷらはやはり旨いです。
でもこの価格設定では、以前のようにちょくちょく行くのはちょっとキツイかな。
あっ、違うお店なんだった。
650円、2019年11月現在。
ナツ亀