「20歳で成人式」7割支持
これは、2019年1月10日の日経新聞記事の見出しです。
日本財団が17~19歳の男女800人に意識調査した結果だそうです。
民法改正で、2022年4月から18歳が成人年齢となります。
「そうなると、成人式は何歳でやるの?」
これは、この民法改正を聞いたとき、誰もが持った疑問だと思います。
その調査に対し、上記調査対象の74%が20歳でやるのがいいと。
理由の主なものは、18歳だと
「受験に重なるから」
「就職の準備があるから」
この二つで85%以上になります。
成人式って、所要時間は1時間位でしょうか。
大体どこでも、午前中で終わるようなイメージを持っていますが。
たった半日程度の式典に参加することで、受験の合否にどれだけ影響が出るかは分かりませんが、1秒でも多く受験勉強をしていたいと言う気持ちは、分からないでもありません。
半日息を抜く。そのくらいの気持ちの余裕はあった方がいいとは思いますが。
「成人式に出席したい」と言う回答は70%。
理由は「同級生に会いたいから」が多かったようです。
そんなものなんですね。
成人の儀式と言った意味合いは、意識として薄いようです。
ならば、いつやってもいいのでは。時期を変えれば済む話しです。
例えば、ゴールデンウィークや夏休み期間中に実施すれば、受験への影響は問題にならないのではないでしょうか。
この時期の半日も、試験直前の半日も同じ半日ですが、まあ、気持ちの問題でしょうから。
もしくは、受験の終わった3月でもいいのでは。
いずれにしましても、全員に都合のいい日なんてありませんから。
お酒を飲んで暴れる騒ぎも、グッと減ると思いますし。
そもそも、成人式って何?
そんな声も聞きます。
しなくていいのでは?と。
成人式とは、戦後関東地方の一部地域で始まったそうです。
大昔からある、伝統行事ってわけではないようですね。
元服などの儀式はあったようですが、今は聞きませんね。
成人式は本当に必要?
昨年の成人式では、楽しみにしていた晴れ着が着られない騒動がありました。
問題の会社代表に詐欺で実刑判決が出ています。
詐欺と言っても、晴れ着を着られなかった方を騙したと言う詐欺ではなく、金融機関を騙して融資を受けたと言うものです。
晴れ着を着られなかった被害者にとっては、満足のいく結果ではなかったようですが。
この時期が書き入れ時という業種があります。
それらの業界にとっては死活問題ですので、成人式なんて廃止にしてしまってもいいのではと言う考えは、いささか乱暴だとは思いますが、晴れ着を着させることが負担となるご家庭もあることを考えますと、そう言う議論があってもいいのではと思います。
銀座の小学校で話題になった8万円の"お洋服"と違い、二十歳の"晴れ着"が問題視されないのは、毎年の行事として誰も疑問に感じないからでしょう。
誰もがやっているから、
毎年やっているから、
と言うモノが、本当に必要なモノなのかどうか、こんなところにも断捨離を考えてみる時期に来ているのでは。
明日は成人の日。
そんなことを思う連休の中日でした。
何はともあれ新成人の皆さん、成人おめでとうございます
ナツ亀