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シャンプーが水っぽい原因と対策/水が入ると雑菌や薄くなる問題発生

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勝手に入る水

シャンプー、リンスやボディソープ、今ではすっかりポンプ式ボトルが主流です。便利ではあるのですが、実は大きな問題を含んでいます。

ポンプ式のボトルには、水が入り込むのです。更に悪いことに、水は腐ります。

 

私が子どもだった頃は、ポンプ式のシャンプーはなかったと思います。ふたは、ネジ式か跳ね上げ式だったと思います。現在は、ポンプ式と跳ね上げ式があります。

 

跳ね上げ式は、手で持って天地を逆さまにする必要がありますので、小さくて軽く、持ちやすい形になっています。

 

ポンプ式は置いたまま使いますので、大きくて重たくても大丈夫です。便利になりました。

 

その便利さと引き替えに、危険な代償を払うことになりました。

ボトルへの水の侵入です。

目次

 

 

水の浸入

跳ね上げ式のボトルは、水の侵入はまずありません。詰め替えをする人もほとんどいないと思います。使い捨てです。

 

しかし、ポンプ式のボトルでは、水が侵入する場面があるのです。

 

侵入経路1:詰め替えの時

まず思いつくのは、詰め替え用を補充するとき。

私も以前はそうしていました。お風呂場の洗い場で、シャワーを出したままで補充するのです。出しっぱなしのシャワーから直接お湯が入るばかりでなく、身体を伝って、汚れを含んだお湯も入ります。

 

バイ菌の培養装置の出来上がりです。

 

少し話しがズレますが、正しい補充方法は次の通りです。

中身を使い切った後、清潔な水でボトルの中をよくすすぎます。水気をよく切った後、内側を乾燥させます。その後、乾燥した室内で、できればお風呂場ではない場所で補充します。

 

どのメーカーも、そのように言っています。

 

侵入経路2:毛管現象/意外な隙間

侵入経路はまだあります。どこから水が侵入するかと言いますと、それはポンプの管の部分です。

 

ふたの中央にあいた穴を、管が貫通している部分。穴と管の間にはほんの僅かな隙間があります。隙間がなくピッタリとはまっていますと、摩擦でポンプの管は上下動ができませんので隙間があるのです。それは、水と空気が行き来するには十分な隙間なのです。

 

シャワーやかけ湯でふたの上に溜まった水が、管の上下の際その隙間から入り込むのです。

 

問題は、ボトルに入り込んだその水が、危険なんです。

ただ単に、水っぽくなる、だけでは済まないのです。

 

水が危険?

水が危険だと聞くと、えっ、と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

シャンプーのあとは泡を水(お湯)で流します。シャワーのお湯はきれいです。水道から出てくるフレッシュな水ですから。

 

※実はシャワーから出てくるお湯も、きれいとは言い切れないことがあるのですが、それはこちらを是非およみください。

www.natsuhonu.com

 

しかし、ボトルに侵入した水は溜まった水です。そのボトルを使い始めた時からの古い水が入っていることになります。

 

水は腐ります。2ヶ月前のコップの水、飲む気になれますか。無理ですよね。しかも浴室の、カビが繁殖するにはもってこいの温度湿度の環境下にあったものです。

 

カビだらけ菌まみれ。

 

また、シャンプーが残り少なくなってきますと、自ら水を入れる人がいると聞きますが、やめましょう。

 

家族に怪しい人がいる場合には、やめさせましょう。

 

お風呂に入りシャワーを浴びるのは、リラックスして身体をキレイにするためです。ですが実際にはどうでしょう。頭の先から足の先まで、バイ菌だらけになりかねないのです。

バイ菌と言っても、あの、UFOに乗った紫色のかわいいヤツではありませんよ。

 

なぜメーカーは、この状況を放置しているのでしょうか。ちょっとググれば、消費者の声は山と出てきます。

水が入る。

薄くなる。

シャバシャバする。

水っぽい。

などなど・・・

 

改善は出来るのに

クラシエは自社のWEBページ上で、いち髪のポンプを改良したと発表しています。

では、他のメーカーはどうでしょうか。発表していないだけで改良は済んでいるのでしょうか? いいえ、答えはノーだと思います。現実問題、水、入ります。

 

冒頭の写真は、左は泡で出るハンドソープ、右は一般的なボディソープです。

 

泡で出るタイプのポンプは水が入りにくい構造になっているのです。ハンドソープなんて、水のかかるところに置くことなんてめったにないのに、です。

 

水が入り込みづらい構造は、すでに実用化されているのです。それにもかかわらず、シャンプーやボディソープのボトルにその構造のものが採用されないのには、何か理由があるのでしょうか。

 

やはり、コストなのでしょうか。

 

利益のために私たち消費者の健康が犠牲にされているのだとしたら、とても悲しく残念なことです。

 

花王さん、資生堂さん、P&Gさん、ユニリーバさん、お願いします。 

 

自己防衛のためにできる対策

ポンプの構造は、底の部分からくみ上げるようになっています。上から使うのではなく下から使うということです。シャンプーの液は重く下にあり、水は軽く上にあります。

 

ポンプから出てくるのは下にあるシャンプーです。侵入した水は上にあり最後まで出てきません。シャンプーが残り少なくなり、シュボッシュボッっとなったときにボトルの底に残っているのは、古くなって腐っているかもしれない、水です。

 

そのまま詰め替え用を補充しますと、古い水を含んだままになります。

 

必ず一度、中をすすいで、そして乾燥させ、そのうえでお風呂場ではない場所で補充するようにしましょう。少なくとも古い水はいったんリセットされます。

 

でも、補充したいとき、つまり中身がシュボッシュボッっていうときは、大体シャワーのまっ最中ですよね。ボトルを洗って乾かして、なんて時間はないんです。今すぐ使いたい。

 

詰め替え用を使わずに、いつも新しいポンプ本体を買ってきて使うというのも、一つの方法です。特売などで、詰め替え用より本体の方がグラム当たりの単価が安い時もあります。

それはこちらで書いています。

アタックZEROは詰め替えより本体がお得!もはや常識? - natsunoumigame's

 

使い切る前に予備で一つ、特売をねらって買っておくといいと思います。

 

あっ、もうこんな時間だ。お風呂行ってきます。

 

ナツ亀