買い物にメスを入れます
私たちの購買活動を大きく二つに分けるとしますと、どんな分け方があるでしょうか。
必需品と贅沢品
小さなものと大きなもの
安価なものと高額なもの
見えるものと見えないもの
買いに行くものと売りに来るもの
欲しいものと欲しくないもの
etc.
分け方は無数にあると思いますし、その組み合わせに至っては天文学的な数になるでしょう。例えば、小さな必需品だけど高額で欲しくないもの。などと言った具合です。
さて、上記の例をみますと、大体左のものを買っている限りは、あまり無駄はなさそうに感じます。
が、果たして本当にそうでしょうか。
必需品と贅沢品
贅沢品は文字通り贅沢ですから、家計を改善しようとすれば、真っ先に削られる部分です。
何を贅沢品と言うかは人それぞれですが、家計を改善するためには、シビアに判断しましょう。贅沢かな?贅沢じゃないかな?と迷ったらその時点で贅沢品です。
お刺身は十分贅沢品です。疲れて帰宅して奥様と、もしくはご主人との一杯は、とても楽しく美味しいものですが、毎晩お刺身を食べる必要はないですね。その分で、さけの切り身を5つ買いましょう。山崎も贅沢品です。角でどうですか。
生活必需品だって、欲しい物を買っていたら、十分贅沢品なんです。
ダイソンの掃除機、本当に必要ですか。テレビのサイズ、大き過ぎませんか。4Kの違いなんて分かりませんよね。その洗濯機、機能全て使いこなすことができますか。買ってしまう前に、3回考えましょう。使い始めてから必ず思うこと。「こんなにたくさんボタンが付いてても、押すのはいつもココだけだな」
いつだって最後に思うのは、「装備の少ないシンプルなものが一番!」
必需品は、カタログの下から2つ目位を買うのが丁度いい。
小さなものと大きなもの
大きなものが無駄になること、ありますね。1人暮らしなのに4LDKに住んでいたり、日帰り旅行なのに人が入れそうなスーツケース持って出たり。700リットルの冷蔵庫を買ったけど、中はスカスカ。と言うより、邪魔。
では、小さいものなら無駄はないか。必ずしもそうではないですね。スーツケースを例に取りますと、よく家族旅行に行くご家族が、小さいスーツケースを3つも4つも用意するよりかは、大きなのを1つのほうがいいですね。
小さなバッグを買ったら、使い勝手が悪くて出番があまりない。軽自動車にしたら、狭くて後悔した。
小さなものでも、実用的でないものは無駄です。
安価なものと高額のもの
高額なものは、一度にたくさんのお金が出ていきますので、家計改善にとっては悪です。
200円のみかんより100円のオレンジにしておこうかな、なんて考えたこと、ないですか。
ただ、この問題は実は非常に難しいんです。
安価なもので済ませたつもりが、すぐに壊れてしまい何度も買い直した。
とか、飽きてしまい、他のものが欲しくなった。とか。
では、高額のもののほうがいいのでしょうか。
長く使うものでしたら、こだわりの一品を買って、一生物にした方が、愛着がわきますし大事に使うと思います。
ですが、人の好みは変わりますので、一生物のつもりのこだわりの一品にだって、飽きがこないとは限りません。
だったらやはり、安価なもののほうがいいのか。
家計を改善しようとしている方に、この例が適切かどうかは疑問がありますが、例えば500万円のスポーツカーは、5年乗れば価値は0に近付きますが、3000万円のスポーツカーは3500万円になっていることもあります。
取り留めのない話しになってしまいました。
次回はもう少し具体的なお話しにします。
第1回はこちらです。
家計改善のすすめ。ムダをチェック見直し、赤字体質から脱出。家計改善1