もったいないからと使わないでいると、気付くといつも乾いてる。結局無駄にしてしまう。そんな経験、ありませんか。
今日の話題は、ビニールに入った小さなおしぼり。おてふきって言うこともあるようですが。
おしぼりと言うと、絞るイメージからか、喫茶店で出てくるようなタオルのおしぼりを思い浮かべます。
おてふきと言うと、旅館の朝食に出る、味のりのような袋に入った紙のものを思い浮かべます。ようは、一枚入りのウェットティッシュ。
なので今日は、正しい言い方なのかどうかは別としまして、おてふきと言います。
お弁当を買うと付いていたり、お店の方が付けてくれたり。最近では貰える機会が増えました。
廻るお寿司屋さんに行きますと、自由に幾つでも貰えますが、持って帰っちゃダメですよ。お店の中で使う分だけ貰いましょう。どうしても持ち帰りたいのでしたら、お店の方にお願いしてからにしましょう。
ちょっと脱線しましたが、脱線ついでに、10月29日は、おしぼりの日だそうです。
それでは本題にいきましょう。そのおしぼり、いや、おてふきが、いつも乾いているというお話です。
出先ですぐに手を洗うことが出来ない時、バッグにあると便利ですよね、ウェットティッシュ。でも、毎日使うわけでもないので、敢えて買うことはあまりありません。
そこで登場するのが、どこかでもらった紙のおてふき。もらった時に使わなかった場合、捨ててしまわずに取っておきませんか、もったいないし。
カバンに忍ばせておけば、手を拭きたいとき、テーブルが汚れているとき、スマホの汚れが気になるとき、何かと便利です。
そこで取っておくんですね、人は。捨てずに。いつか使うだろう。そんな心理で。
節約家?貧乏性?小市民?
でも、使うことなんて滅多にないんですね、実際は。もらうから取っておくだけで、わざわざ買わない人は、必要ないから買わないんですから、取っておいても使う機会なんてそうそうないんです。
そのうちもらったことすら忘れ、バッグの小さなポケットに2つ3つ溜まってから思い出す。「あ、こんなところにおてふき」
いつからあるのかなんて絶対に思い出せない。下手したら、3年くらいあったかも。試しに開けてみると…、乾いてる。これは。こっちは。全部乾いてる。結局何の役にも立たず、そこではじめてゴミ箱に。
大して重たいモノではないですが、毎日無駄なモノを運んでいたことになります。
一事が万事。こんなことの積み重ねなんですね、家がなかなか片付かない人って。小さなものでも集まれば、かなりの邪魔者になります。
おてふきをくれる人は、お弁当を買ったときや飲食店に入ったときなど、必要と思われる場面で付けてくれるわけで、その時使わなければ、十中八九使いません。はなからもらわないか、もらったらせっかくですからその場で使いましょう。有効に使わなければエコじゃない、ただのゴミです。
さっき駅弁を買った時にもらったおてふきがここにあります。使いませんでした。
何かの時に便利だから取っておこっと。
気が付いたときにはどうせまた乾いているかもしれませんが、貧乏性の筆者はきっとこう言います。
「水で濡らせば使えるな」
ナツ亀