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楽にできる片付けのコツと快適なくらしやお金を貯めるヒント

片付けにメルカリを使ってはいけない理由

長いこと部屋の片付けをしておりますが、一向に出口が見えず、それでも諦めずに逆サグラダファミリアよろしく、終わりのない片付けを日々勤しんでおります。

これまで幾多の本、雑誌を読み、テレビ、Webから情報を得、実践してきたのにも関わらず、満足のいく状態にはなっていません。

みなさんの中にもそんな状況の方、いらっしゃると思います。
まるで、何度も失敗したダイエットのように。
その原因を考えるなかでいくつか思い当たるふしがあります。

あ、メルカリだ!

そう、片付かない理由の一つはメルカリだったのです。
ヤフオクならいいのか?
そう言うわけではありません。
メルカリが悪いわけでもヤフオクが悪いわけでもないんです。
その使い方、筆者の利用の仕方が悪かったのです。

要らないものはゴミなんです。ゴミは捨てればいいんです。なぜ売ろうとするんですか。ゴミなんですよ。

でも一方ではこんな考え方もあります。
自分にはゴミでも、誰かには宝かも。
都市伝説か真実か、確認したわけではありませんが、こんな話を耳にした事があります。

トイレットペーパーの芯が売れた。
ブランドショップの紙袋が売れた。
ティファニーの箱が売れた。
靴が片方だけ売れた。
半分くらい使った口紅が売れた。
チラシの角を切り取ったクーポンが売れた。

え、ホントに!
こんな話を聞いてしまうと、もう片付けどころじゃありません。部屋にある、ありとあらゆるモノがお宝に見えてきます。捨てられるものなんか一つもありません。挙句には、一旦ゴミ箱に捨てたものまでリバース。
サグラダファミリアどころか、百万年かけても片付けは終わりません。

もしかしたら、本当に売れた人がいたのかも知れません。買った人がいたのかも知れません。でもそれは、最初だったからではないでしょうか。つまり、他に誰も売りに出していなかったのです。欲しい人が一人だけいて、売りに出した人が一人だけいた。ただそれだけ。

今ではテレビやネットで良く知られた話です。

だったら自分もトイレットペーパーの芯、貯めておこう。
ブランドショップの紙袋、確かたくさんとってあるぞ。
使わなくなった口紅、捨てないで良かった。
なんて人、たくさんいると思いますよ。
2匹目のドジョウ、いますかね。

買いたい人がまだいるとしても、売りたい人はその何十倍、何百倍もいるんじゃないでしょうか。そんな中から自分の出品物がすぐ売れるなんて、本気で思えますか。自分の売りたい値段で売れると考えられますか。
500円でも売れない。300円でも売れない。80円でやっと売れたー。もうヘトヘトですね。しかも、梱包材と送料、それから手数料、いくらかかるんだー。

その一方でこんな自分もいます。
いやいや、そんなゴミを売ろうとしてるわけじゃないから。もっとちゃんと価値のあるモノだから。

でもですよ、筆者はなかなか片付けが進まずにいるんです。片付けなんて簡単なのに。だって、必要なモノをもとの場所に戻すか、不要なモノを捨てるか。片付けなんてたったこの2つですよ。簡単に言えば、しまうか捨てるか。そんな簡単なことさえ出来ない筆者が、出品して売るなんて出来るわけがない。出品して売るには、途方もない数の手間と時間をかけないといけないんです。

現実

一つ一つのモノに対してまず、必要か不要かを判断します。ここまでは普通の片付けですね。
出品のためにプラスされる余計な手間と時間はここからです。

不要なモノを売るか捨てるか判断します。
売ると決めたモノを売れるか売れないか判断します。
売れると判断したモノを撮影のためにキレイにします。
キレイにしたモノを撮影します。
売れるために説明文を作文します。
そしてやっと出品です。
反応をひたすら待ちます。
やっときた閲覧者のコメントに返答します。
必要なら採寸をして説明文を追加します。
写真の追加を要求されることもあります。
値下げ交渉に対応します。
待ちます。
売れたら梱包します。
郵便局やコンビニまで行って発送します。
発送の連絡をします。
受取連絡を待ちます。
入金を待ちます。
クレームがあれば対応しなければいけません。
返品されるかも知れません。
悪意のある購入者かも知れません。
トラブルになるかも知れません。
何事もなく入金されたら、一件落着です。

これだけ手間と時間をかけて、いくら利益が出たでしょうか。
満足のいく額だったでしょうか。
これを不用品の数だけ繰り返しますか。

筆者には無理だと思います。
捨てるか仕舞うかさえできずに、今でも片付けが終わらないのに。

ナツ亀

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