レジ袋が有料化となってしばらく経ちました。「なんでレジ袋にお金を払わなければいけないのか?」と言う不満も、随分薄らいできていますが、それでもまだ、お店の方から「レジ袋は必要ですか?」と聞かれれば、「ここはタダかな?有料かな?」と気になります。「有料ですか?」と聞いて、「有料です」と言われても、「じゃあいいです」とはなかなか言いづらいですよね。
たとえ5円でも3円でも、無駄にお金は使いたくないのが庶民の心情。毎日5円払ったとしても、一年で2千円くらいにしかならないのですが、その2千円がもったいない。
でも皆さん、ちょっと日常を思い出してみてください。無駄なこと、結構ありますよ。筆者が自身でやってしまっているムダ、紹介します。皆さんも身に覚えがありませんか?
食べ残し
毎日の食事。食べ残しはないですか。ついつい作り過ぎてしまったり、子供が食べきれなかったり。1ヶ月の食費を仮に3万円としますと一日あたり千円です。その5%を食べ残すと毎日50円のムダ。一年で18,000円の無駄遣いです。
飲み残し
週末の一家団欒。ご主人と一杯、なんてこともありますね。でも、飲み残しはないですか。飲みきれないでグラスに残ったそれ、もっいない。最後の1缶を開けなければ良かったですね。毎週1缶、200円のムダです。一年で10,000円。
水道出しっぱなし
歯磨きのとき、水道は止めてますか。何度言っても出しっぱなしのご家族はいませんか。要注意は子どもよりご主人。東京都水道局によりますと、歯磨きの間の水道の出しっぱなしは、30秒間で6リットルだそうです。3分間で36リットル。これが毎日だとしますと、一年で13,000リットル。水道料金は、お住まいの地域によって違いますが、仮に1立法メートル(=1,000リットル)あたり150円としますと、1年で2,000円の無駄です。毎日5円のレジ袋と同じくらいです。朝と晩の歯磨きで2倍の4,000円。無駄遣いの家族が2人いれば、更に2倍の8,000円ですね。
ちなみに、水道料金とは別に下水道料金もかかりますので、実際には15,000円前後の無駄遣いになってしまいます。
たかが歯磨き、侮るなかれ。
参考までに、1立法メートルは1,000リットルです。
電気付けっぱなし
トイレの電気の消し忘れ、使っていない部屋、廊下や階段の付けっぱなし。何時に帰ってくるかわからないご主人のためにと付けている玄関の灯り。必要以上に明るいリビングのシーリングライト。消しても全く問題のないムダな灯り、結構あるんじゃあないですか。
ちなみに、リビングの蛍光灯シーリングライト。70whの場合ですと、1時間の電気代は約2円。うっかり消し忘れて寝てしまうと、翌朝起きるまでの6時間で12円。1年365日で4,300円の無駄遣い。LEDのシーリングライトに買い替えて電気代が半分になったとしても、それでも2,000円の無駄。子供が部屋の照明を消さずに寝てしまうと、ここでも無駄が発生。
朝、消し忘れて出かけてしまうと、帰ってくるまでに10時間、12時間。旅行で2泊3日なんてことになったら、果たしていくらの無駄になるでしょうか。普段から、不要な照明は消す癖、習慣をつけましょう。
エアコン冷え過ぎ
寝苦しい夏の夜、扇風機の生暖かい風では我慢が出来ず、エアコンをつけたまま寝てしまうこともよくあることです。例えば冷房時の消費電力が1000wの場合、1時間の電気代は約27円。就寝から起床まで6時間で160円。ところで夜中に寒くて目が覚めるなんてことはないですか?寝付くまでは暑くて冷房が必要ですが、2時間3時間と冷房に当たりっぱなしですと、さすがに寒くなってきます。ムダな電気代を払って寒い思いをする。場合によっては風邪をひいてしまう。踏んだり蹴ったりですね。面倒臭らずに1時間で切れるようにタイマーをかけておけば、5時間分の電気代が節約できます。毎日130円の節約ですので、暑い間の80日間で10,400円の電気代が浮きます。
いかがですか。
レジで実際にお金を支払うレジ袋代3円はとても気になるのに対して、食べ残しの50円、電気代の130円はあまり意識していなかったのではないでしょうか。
今回ご紹介しましたたった5つのことを気にかけるだけで、1年間で5万円以上の無駄遣いを回避できます。
家族みんなを巻き込んで、節約生活始めてみませんか。