おすすめ度:120%
今日おすすめしますスイーツは、叶匠壽庵の「あも(蓬)」です。
叶 匠壽庵
『叶 匠壽庵』は『かのう しょうじゅあん』と読みます。
滋賀県大津は長等に総本店のある和菓子屋さんです。
創業は1958年、老舗の多い和菓子屋さんの中では、比較的若いお店です。
『蓬』は『よもぎ』ですね。草餅や草団子に使うあの独特の香りのある植物です。
こんにちは、夏亀です。
この叶匠壽庵、実は以前から気にはなっていたのです。
万歳楽という大丸東京店限定の大きなどら焼き。仕事終わりに立ち寄りますといつも売り切れてしまっていまして、ずっと残念に思っていました。
限定と言いましても期間限定ではなさそうですので、運よく出会えた時に買って帰ろうと、大丸に寄った時には叶匠壽庵の前を通るようにしていました。
あもとの出会い
その日もまたいつものように前を通ると、珍しくまだたくさん並んでいます。立ち止まってお店の方に注文をしようとしましたまさにその時、目に入ったのが今日ご紹介の「あも(蓬)」です。
長いこと待ち焦がれた万歳楽ではなく、あもを買えと心の中の声が聞こえました。
四角い、羊羹のような形をしたその中に、真っ白いお餅が見えます。万歳楽しか気にしておりませんでしたので、初めて見るこのお菓子に、急速に興味が湧きました。「これが食べたい」。
隣には緑のお餅が覗いたあも。包みには(蓬)とあります。
大抵緑色をした和菓子は抹茶です。少なくとも私はそう思っておりました。
そこに私の中の常識を覆すヨモギ。思わず「これをください」。
あも
これはおいしい! 本当においしいです。小豆の甘さが超絶です。
「甘くておいしい」ではなく、「甘みがおいしい」、「甘み自体がおいしい」。純粋に甘みがおいしいんです。上手な表現が出来ないのがもどかしいです。
その小豆と、しっかりと香りのするよもぎの求肥。やわらかくて弾力があり、口の中にさわやかな感じが広がります。
「あも」とは、昔の宮仕えの上級女官が使っていた女房言葉で、餅と言う意味だそうです。
以下はお店のWebページより。
”あもはイキモノ
’いい’かげんに生まれたあも。
あもという音色が自然とからだに響き、
やわらかいお餅と香しくにほう小豆がつくりだす、
つやつやの餡からは
まるでお母さんのようなやさしさを感じます。
これは価値あるものを変えずに保ち、
光る素材をあわす事で絶妙なバランスが生みだされるのです。
あもはたくさんの表情を見せながら、
これからも成長しつづけていきます。”
あも1,188円、あも(蓬) 1,296円。2017年6月現在。
あも(蓬)は季節限定です。
直営店の他、全国80の百貨店でお求めになれます。
では、Enjoy!
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